冷蔵庫

冷蔵庫を買い替えで置き場所に失敗しないように注意しよう

1. 「買ったはいいけど置けない…」を防ぐために

1-1. 冷蔵庫が玄関で止まった日

ある日、知人が「やっと新しい冷蔵庫買ったんだよ〜!」と嬉しそうに話していたのですが、数日後、なんとも言えない顔で「まさかの玄関で止まった…」とポツリ。そう、冷蔵庫が家に入らなかったんです。

これ、実は他人事じゃないんですよね。私自身も以前、冷蔵庫を買い替えたとき、ギリギリで通路を通せてホッとした経験があります。「本体サイズだけ見ておけば大丈夫でしょ」って思いがちですが、意外と盲点が多いのが冷蔵庫の置き場所問題なんです。

たとえば、階段の手すりが邪魔で通らなかったり、マンションのエレベーターに入らなかったり、いざキッチンに置いてみたら扉が思うように開かない…なんて声もSNSやレビューでよく見かけます。

最近の冷蔵庫はデザイン性や機能が充実している分、大型化している傾向もありますよね。だからこそ、「置けるのか?」という視点がとても重要なんです。

冷蔵庫は一度買うと簡単には買い替えられない、生活の中心ともいえる家電。だからこそ、「入らなかった…」という事態は、避けたいところですよね。

このブログでは、そんな「冷蔵庫の置き場所失敗」を防ぐために、実際にどんなことに気をつければいいのか、わかりやすくお伝えしていきます!


1-2. 冷蔵庫は本当にもう完成された家電なのか?

「冷蔵庫ってサイズ確認すればOKでしょ?」と思っていませんか?

たしかに家電量販店や通販サイトでは、本体サイズ(幅・奥行・高さ)がしっかり書かれています。でも、それだけを見て判断してしまうと、実際に家に届いたときに設置できない、扉が開かない、通路に引っかかるなど、さまざまな問題が出てくることがあるのです。

ネットの口コミでも、

「幅は大丈夫だったのに、扉が壁に当たって半分しか開かない…」

「階段が急カーブで、搬入業者さんが断念」

「キッチンに入ったけど、今度は冷蔵庫の前に立てない」

といった声は珍しくありません。

冷蔵庫は「大きくて重い」「運ぶのが大変」「電源や通気の確保が必要」など、設置に関する条件が意外と多いんですよね。

つまり、冷蔵庫の買い替えはサイズ選びだけでは不十分。
「搬入経路」「設置場所」「扉の開き方」「使いやすさ」といった周辺の条件まで含めて考える必要があるのです。

本編では、こういった失敗を防ぐために、どんなポイントを押さえればいいのかを詳しく解説していきます!

2. 買い替え前に知っておきたい!冷蔵庫設置の落とし穴

2-1. 実は多い!置き場所トラブルの実例

冷蔵庫を買った後の“あるあるトラブル”、意外と身近にあります。

私が実際に聞いた例では、 「設置スペースの横幅は余裕があると思ってたのに、扉が壁に当たって全開できない」とか、 「キッチンには入ったけど、真横に食器棚があって、冷蔵庫の引き出しが出せなかった」とか…。

冷蔵庫って、ただ“置ける”だけじゃダメなんですよね。
「使いやすく置ける」ことが大事なんです。

しかも最近の冷蔵庫って、どんどん大型化していて、高さも奥行きもけっこうありますよね。特に容量が400L以上のものになると、扉の開くスペースや上部の通気スペースも必要になります。

また、左右どちらに扉が開くか(右開き/左開き)も地味に重要。
設置後に「扉の開き方、間違えたかも…」となると、ほんとうに使いづらくてストレスがたまります。

さらに、搬入経路のチェックも忘れてはいけません。
マンションの場合、エレベーターに入るか?廊下や階段は通れるか?
一戸建てでも、玄関からキッチンまでの通路やドアの幅を確認しておかないと、搬入業者さんが「これは無理です」となってしまうケースもあります。

冷蔵庫は“設置前提”で選ばないと、せっかくの高性能冷蔵庫も、宝の持ち腐れになってしまうこともあるんです。


2-2. なぜ置き場所トラブルが起きるのか?

では、なぜこんなに置き場所トラブルが起きるのか。
その主な原因は、冷蔵庫のサイズと設置条件を“本体サイズだけ”で判断してしまうことにあります。

例えば、Panasonicが公開している冷蔵庫購入のガイドによると、
冷蔵庫設置時には本体サイズ以外にも、

  • 上部に5cm以上の空間(通気のため)
  • 左右に2cm以上の空間(扉の開閉や放熱のため)
  • 扉の開き角度を確保するスペース(特に観音開きは注意)

が必要であると明記されています(※Panasonic冷蔵庫取扱説明書より)。

つまり、カタログに書いてある「幅600mm」とは、あくまで本体の幅。
実際に置くには、それ以上のスペースが必要なのです。

また、2023年に家電量販店「ヨドバシカメラ」が発表した購入後のクレーム・相談内容ランキングによると、冷蔵庫に関する苦情の上位に「搬入できなかった」「扉の開きが逆だった」という項目が含まれていました。

ついつい「どうにかなるでしょ」と考えがちな搬入と設置。でも、冷蔵庫は100kg近くあることもあり、手軽に出し入れできる家電ではありません。

つまり、こうしたトラブルは、事前の確認不足・知識不足が原因で起きているのです。


2-3. 失敗しないための冷蔵庫設置チェックリスト

では、どうすればこうしたトラブルを防げるのか?
答えはシンプルで、買う前に「置けるか?使えるか?」をしっかりチェックすることです!

ここで、実際に私が活用している「冷蔵庫チェックポイントリスト」をご紹介します。

① 設置スペースの実寸を測る(幅・高さ・奥行き)
→ 壁から壁までの幅、床から棚までの高さなど、ミリ単位で測るのが安心です。

② 冷蔵庫の放熱スペースを確保する
→ 上部5cm、左右2cm、背面5cm以上は必要とされることが多いです(メーカーによる差あり)。

③ 扉の開き方向を確認する
→ 壁に干渉しないか、隣の棚とぶつからないか。観音開きタイプも要注意!

④ 搬入経路を確認する
→ 玄関、廊下、階段、エレベーター、ドア幅など。回転させて通せるかも考える。

⑤ 設置後の“使いやすさ”もシミュレーション
→ 引き出しがちゃんと引き出せるか、手前に十分なスペースがあるか。

最近では、ヨドバシカメラやビックカメラの店員さんが搬入可能か無料で相談に乗ってくれるサービスもあるので、積極的に利用するのがおすすめです。

また、一部メーカーでは公式サイト上に「冷蔵庫搬入シミュレーター」のようなサービスを用意している場合もあるので、それを活用すると安心感がぐっと増します。

3. “置ける”だけじゃダメ!“使いやすい”設置が大事

3-1. 冷蔵庫の設置は事前準備がすべて

冷蔵庫の買い替えって、ついつい「サイズが合えば大丈夫」と思いがちなんですが、**本当に大事なのは“置いたあとにちゃんと使えるかどうか”**なんですよね。

設置スペースのサイズだけでなく、扉の開き方、通気スペース、搬入経路…
ひとつでも見落とすと、思ったより不便な場所に置くことになったり、最悪「搬入できません」なんてことにもなりかねません。

でも、逆に言えば、しっかり準備すれば冷蔵庫選びは安心して進められるということでもあります。


3-2. 便利なアイテムやサービスを活用しよう

冷蔵庫設置で失敗しないために、ぜひ使ってほしいのが以下のような便利アイテムやサービスです!

● 家電量販店の「設置・搬入相談」サービス

ヨドバシカメラ、ビックカメラなどでは、冷蔵庫の購入前に「搬入・設置相談」が無料でできます。
図面や写真を見せながらアドバイザーに相談できるので安心。

● メーカー公式の「搬入チェックシミュレーター」

パナソニックや日立など、一部メーカーでは公式サイト上に冷蔵庫のサイズ確認・搬入チェックができるツールを公開しています。

● 設置に役立つグッズもチェック!

狭いスペースでの設置を快適にするグッズもあります。

  • スライド台(キャスター付き):冷蔵庫を少し動かしたいとき便利
  • 放熱板カバー:背面の見た目を整える&熱効率を助ける
  • 防振マット:マンションでの音対策に

冷蔵庫置き台

これらのアイテムは、Amazonや楽天などでも手軽に買えるので、合わせてチェックしておくとさらに安心です。


3-3. まずはメジャー片手に“現地調査”!

さあ、ここまで読んでいただいた方は、きっともう冷蔵庫の設置ミスはしないはず!

でも、読んだだけではまだ不十分。
今すぐやるべき行動は「冷蔵庫周辺の現地調査」です!

【今日やっておきたい3ステップ】

  1. 設置予定のスペースをメジャーで測る(幅・奥行き・高さ)
  2. 冷蔵庫の扉や引き出しがちゃんと開くか、家具の位置を確認する
  3. 玄関~キッチンまでの搬入経路をチェック(ドア幅、階段、角の有無)

ここまでできたら、いよいよ家電量販店へGO!
現場の状況を写真に撮っておけば、店員さんもアドバイスしやすくなります。

そして購入時には、設置・搬入サポートをつけるのを忘れずに。
少しの手間が、長年の満足につながりますよ。