冷蔵庫

セカンド冷凍庫の選び方とメリット・デメリット

セカンド冷凍庫について

最近は1台の冷蔵庫だけではなく「セカンド冷凍庫」を購入する家庭が増えています。
食品をまとめ買いしたり、業務用スーパーを活用したり、作り置きをする人にとって、冷凍庫のスペースは非常に重要です。そこで今回は、セカンド冷凍庫の選び方やメリット・デメリットを詳しく解説し、あなたの生活に適した選択ができるようサポートします。


1. セカンド冷凍庫とは?

セカンド冷凍庫とは、メインの冷蔵庫に付属する冷凍スペース以外に、追加で購入する独立型の冷凍庫のことです。主に、以下の理由で導入が検討されます。

  • 冷蔵庫の冷凍スペースが不足している
  • 作り置きや食材を一度に大量に保存したい
  • 食品ロスを防ぎ、長期保存をしたい

セカンド冷凍庫はサイズや形状がさまざまで、家庭用の小型モデルから業務用に近い大型モデルまで選べます。


2. セカンド冷凍庫を選ぶ際のポイント

セカンド冷凍庫を選ぶにあたり、いくつかの要素を考慮する必要があります。それぞれの家庭やライフスタイルに合わせて最適なモデルを選びましょう。

2-1. サイズと容量

まず最初に考慮すべきは、冷凍庫のサイズと容量です。使用する場所や保存する食品量に応じて、適切なサイズを選びましょう。狭いキッチンや廊下に置く場合は、コンパクトなモデルが便利です。逆に、まとめ買いや作り置きを大量に行う家庭では、100L以上の大型冷凍庫が適しています。

設置スペースを確認し、使用場所にフィットするサイズかどうかはしっかり確認することが重要です。

2-2. タイプ:縦型 vs. チェスト型

セカンド冷凍庫には、大きく分けて縦型チェスト型の2つのタイプがあります。それぞれの特長を理解し、ライフスタイルに合ったものを選びましょう。

  • 縦型冷凍庫:冷蔵庫のように扉を開けて、棚に食品を収納できるタイプです。整理がしやすく、どこに何があるか一目でわかります。コンパクトで使いやすい反面、収納効率はチェスト型に劣ります。
  • チェスト型冷凍庫:上から開けるタイプの冷凍庫です。奥行きがあるため、大容量の食品を収納するのに適していますが、底に入れたものを取り出す際に不便なことがあります。主に大量保存向けで、整理には工夫が必要です。

2-3. 省エネ性能

冷凍庫は24時間稼働するため、省エネ性能も大事なポイントです。省エネ性能の高いモデルを選ぶことで、長期的に電気代を節約することができます。年間消費電力量を確認し、できるだけエコな選択をするのがおすすめです。省エネラベルやエネルギースターのマークを目安にしましょう。

2-4. 冷凍能力と急速冷凍機能

セカンド冷凍庫の冷凍能力や急速冷凍機能も注目ポイントです。急速冷凍機能が付いていると、食品を素早く冷凍でき、鮮度や風味を損なわずに保存できます。特に、魚や肉など鮮度が重要な食品を頻繁に保存する場合は、急速冷凍機能を搭載したモデルを選ぶと良いでしょう。


3. セカンド冷凍庫のメリット

セカンド冷凍庫を導入することには多くのメリットがあります。特に、家族が多かったり、忙しい日々を過ごしている場合に、冷凍庫の追加は大きな助けとなるでしょう。

3-1. まとめ買いで食材を無駄なく保存できる

一度に大量の食材を買っても、冷凍保存することで長期的に利用可能です。セカンド冷凍庫があれば、スーパーの特売や業務用スーパーで大量に購入した食品を余裕を持って保存でき、食品ロスを減らすことができます。特に、家族が多い場合や忙しい時期に作り置きをする人にとっては、大変便利です。

3-2. 作り置きやお弁当の準備が効率的

セカンド冷凍庫は、作り置きやお弁当の準備にも大活躍です。休日にまとめて料理を作り、冷凍しておけば、平日に料理する時間を大幅に短縮できます。朝忙しい日も、冷凍しておいたおかずをそのままお弁当に入れたり、電子レンジで温めるだけで済むので、時間の節約にもなります。

3-3. 家庭菜園の収穫物や季節の食材を保存できる

季節の食材や家庭菜園で採れた野菜を大量に収穫した際、セカンド冷凍庫があれば新鮮な状態で保存できます。特に季節物の果物や野菜は、一年中楽しめるように冷凍しておくと便利です。果物を冷凍保存して、スムージーやデザートに使うのも良いですね。

3-4. 電気代の節約にもつながる

意外と見落とされがちですが、セカンド冷凍庫を使うことで電気代の節約につながることもあります。メインの冷蔵庫がパンパンになると、冷気の循環が悪くなり、冷凍・冷蔵効率が下がりがちです。しかし、セカンド冷凍庫を併用することで、冷蔵庫のスペースを確保し、結果的に電力消費が効率化される可能性があります。


4. セカンド冷凍庫のデメリット

便利なセカンド冷凍庫ですが、導入する際にはいくつかのデメリットも考慮しておくべきです。

4-1. スペースが必要

セカンド冷凍庫を置くには、スペースの確保が不可欠です。特に、限られた居住スペースに住んでいる場合、セカンド冷凍庫の設置場所を確保するのが難しいことがあります。設置場所がキッチン以外になることもあるため、家全体のレイアウトを考慮した上での購入が必要です。

4-2. 電気代が増える

セカンド冷凍庫は24時間稼働するため、電気代が追加でかかります。省エネモデルを選んだとしても、1台分の電気代がプラスされるのは避けられません。家庭の電気料金をよく計算し、経済的に負担がないかを確認してから購入することが重要です。

4-3. 食材管理が難しくなる

冷凍庫が増えると、食材の管理が難しくなることがあります。冷凍庫が広い分、食品を奥に詰め込んでしまうと、どこに何を入れたか忘れてしまい、使い切れずに食品を無駄にしてしまうこともあります。食材の管理には整理整頓が重要ですし、ラベルを貼るなどの工夫が求められます。


まとめ:セカンド冷凍庫は生活を豊かにする賢い選択

セカンド冷凍庫は、家庭における食材管理を大幅に改善し、まとめ買いや作り置きの効率を上げる強力なサポートアイテムです。特に、家庭菜園やまとめ買いを活用する家庭、忙しい日常を送る人々にとっては大きなメリットがあります。

一方で、スペースや電気代、食材管理の難しさといったデメリットもありますので、これらをしっかりと考慮した上で、自分の生活スタイルに最適な冷凍庫を選びましょう。